- 基本理念:法律と協定を厳守
キャップフリュイは適用される全ての法律を厳守し、従業員及び納入業者(以下「サプライヤー」)も同様にこれに従うことを期待する。この基本方針は、健康、安全性、環境、企業競争、税関法、個人または集団における労働などに関係する全ての法律、条例、協定、その他フランス国内外及び国際的な規則(以下「法律」)に適用される。 第三者の違法行為を誘発または援助する行為も法律にしたがって厳禁とする。
2.個人利益と会社利益の分離
キャップフリュイの従業員は、個人の利益に影響されることなくキャップフリュイの利益のために商業的決定を下さなければならない。これと同様にサプライヤーも、キャップフリュイの従業員や親しい人に影響を与えたり、影響力の濫用を行なうような行動をしてはいけない。
キャップフリュイとサプライヤーの商業的関係における決定は、価格、品質、品質管理過程の有無、信頼性、技術規格、製品の適正、紛争なしで長く続いている商業取引関係やその他の規格を含む客観的な要素を基に選択された客観的な基準を考慮にいれて下すものとする。個人的関係や個人利益は契約締結にいかなる影響も与えない。サプライヤーは利益相反の可能性がある場合、または利益相反がある場合には書面で明らかにしなくてはならない。
3.汚職禁止法の厳守
商業取引に関わっている公務員及び政府役人の汚職行為を防ぐための 国際協定に従って、フランス国外で行われている汚職行為(様々な形の賄賂受諾による)が国内の法律でも罰されるように世界中で厳しい規則を適用しなくてはならない。サプライヤーも汚職行為に関しては随時警戒すること。
キャップフリュイの従業員は商業活動に関係しているサプライヤーに懇願されたり不正な個人的特恵や特典を受け取ることは一切できないこと、またそのような行為をサプライヤー側から喚起してはいけないことをサプライヤーは認識するべきである。汚職禁止法に定められている記録する義務に従って、受諾可能で適当であるとみなされる「プレゼント」は、商業的目的の範囲に留まる低価値の商業用及び宣伝用プレゼントと各種の招待(例:食事など)で、商業的決定に不誠実な影響を与えないとみなされるものに限られる。
4.商業機密の保護
サプライヤーはキャップフリュイから交渉やオファー、のちに実行される契約事項について機密情報を受け取る。したがってサプライヤーはキャップフリュイの企業及び商業機密とキャップフリュイ内部の機密を守らなくてはならない。機密であると記載された全ての情報と、一般には知られていないとされる全ての情報は機密であるとみなされ、公表または漏洩されてはならない。なぜなら、公表または漏洩された機密が競争会社の役に立ったり、機密が公表または漏洩されることでキャップフリュイや商業取引相手が損害を被る恐れがあるからである。機密厳守は契約期間中及び契約終了後も義務として課される。
サプライヤーは機密情報が第三者に無許可で閲覧されることを防止しなくてはならない。サプライヤーは、従業員が業務を遂行するために機密情報を知ることが必要でその情報を機密として厳守する指示を受けた場合に限り機密情報をその従業員に伝えることができる。
5.社会的責任
キャップフリュイはサプライヤーを尊重するために、国際的に認められている人権を守り、人権に関して適用される全ての法律を守ることを要求する。この人権の尊重には限定なく、サプライヤーはいかなる形の強制労働、体罰、国際労働機関の協定または国内の適用法で定義されている子供の労働を手段にしてはいけないこと、サプライヤーは従業員にたいしていかなる不法な差別を行ってはいけないこと、労働時間に関する全ての法律を守ることも含まれている。サプライヤーは自身にたいしても下請け業者にたいしてもこれらの人権の尊重を保証するために行動しなくてはならない。
6.持続可能な発展
キャップフリュイは可能な限り、自然の資源を大切に扱い、人間と環境に危険な行為を避け、いかなる環境汚染も減少するためにそのメソッドと作業過程を改善するよう努力する。キャップフリュイは同様の姿勢をサプライヤーにも求めます。
7. 本企業倫理に反する行為
サプライヤーまたはサプライヤーの従業員、競争会社、キャップフリュイの従業員が本企業倫理に反したということがサプライヤーに知らされた場合は、キャップフリュイにも直ちに知らせること。サプライヤーは違反行為をキャップフリュイの担当員、その上司または本企業倫理担当員((compliance@martinbraun.de)に知らせることができる。サプライヤーがこの違反行為を知らせることによって不利益を被ると主張する場合には、報告書を提出し、最初の段階では機密となる調査を本企業倫理担当員に依頼することができる。